粛々と・・〜おんべ鯛奉納祭〜

太古の昔、倭姫命(やまとひめのみこと)が、伊勢湾の各地を巡幸の途中篠島へお立ち寄りになり、篠島を伊勢神宮領として定めました。

そして、島の周辺で獲れる鯛をたいそうお気に召して、以来篠島を御贄所(おにえどころ:神宮へ食料品などをお納めする地)としてお定めになりました。

それ以来篠島では伊勢神宮の三大祭(6月月次祭(つきなめさい)・10月神嘗祭(かんなめさい)・12月月次祭)にあわせて、年に3度伊勢神宮へ干鯛を奉納しています。

奉納の際掲げる「太一御用」(太一=伊勢神宮のこと)の幟は伊勢神宮から下げ渡されたもので、この幟を掲げて航行する船には、昔は鯛の捕獲や奉納のときの航行についての絶対的な権力が与えられていたようです。

この鯛の奉納に関する神事は近年簡素化されていましたが、平成10年10月12日篠島・伊勢市双方の努力により、昔ながらの方法が約70年ぶりに再現され、各地の注目を集めました。

このおんべ鯛の調製は、現在は篠島漁協の職員の方々の手によって、篠島の北端に位置する中手島(ここは現在も伊勢神宮の所管地となっています)にある調製所で行なわれます。

粛々と厳かに行なわれるこの神事。いにしえからの壮大なときの流れを感じて頂けることと思います。奉納祭は毎年10月12日伊勢神宮の神嘗祭にあわせた献進のとき行なわれます。

以下の写真は平成10年10月12日の奉納祭の様子です。


早朝7:00頃〜紅白のもちを載せた山車船を
小学生たちががんばって引っ張ります。

御用船見送りの式典の様子です

おんべ鯛が収められた2台の唐櫃(からびつ)

御祓いが終わり、いよいよ出航

伊勢市神社港までしばしの船旅です

伊勢湾を航行する「太一御用船」

いよいよ神社(かみやしろ)港に到着

神社の方々のお迎え船

神社(かみやしろ)の皆様の
盛大な歓迎をうけて

到着の歓迎式典の様子

「太一御用」の幟をかかげ
伊勢神宮内を行進。

帰りもこうして丁寧な見送りを受けて
一行は篠島への帰路につきます

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